あした天気になあれ(42)

最終予選2日目もいよいよ大詰め。
敗退者が続出するなかでも太陽とトムはまだまだ奮闘中! 雨ニモ負ケズ、わずかな望みに賭けて戦っていた。
合格ラインが絶えず上下する不安定な状況で、我慢のゴルフを続けるのは相当なプレッシャーだ。
トムを信じ、自分を信じ、クラブを振り続ける太陽。
苦しい戦いもついに最終ホールへたどり着き、夢のセント・アンドリュース行きは確実かと思われたが…!?思わぬ幸運で本選出場を決めた太陽。
念願の全英オープンでプレーできる喜びに浸る間もなく、本番の朝がやって来た。
周りを見れば右も左も世界に名だたるスター選手ばかり。
場違いな気がしないでもない太陽は、緊張したままスタートを切るが、同組のファルドとスタドラーはなんだか険悪な雰囲気…。
しょっぱなから嫌なムードの夢舞台、それでも太陽とトムの名コンビは優勝目指して突き進む!!全英オープン初日。
太陽はファルドとスタドラーのいがみ合いに閉口しつつもマイペースを貫き、あれよあれよの大躍進! リーダーボードに名を連ねるまでに。
しかし、好調のまま初日を終え気を良くしていた太陽に、セント・アンドリュースの妖怪と呼ばれる伝説的キャディ、レスからある不吉な予言が告げられる…。
初日を好成績で終えた太陽だったが、レスに言われた「2日目は大崩れする」との予告が相当気になる様子。
彼の予告は外れたことがないとみんなは言うが、太陽には根拠のない嫌がらせとしか思えない。
見返してやるつもりで挑んだ2日目。
動揺を隠すように、派手なプレーを続けスコアを維持する太陽。
しかし、背後霊のように後を付いて来るレスが徐々に不気味さを増してきて…。
セント・アンドリュースの妖怪、レスの不吉な予言もなんのその。
太陽は相変わらずの好調をキープする。
誰もが打球は無理と思うような複雑なトラブルショットにも果敢に立ち向かい、ギャラリーを何度もどよめかせる。
しかし、太陽の輝きとは反対に、レスの表情は曇ったまま…。
いったい何の文句があるのか!? 2人の無言のせめぎ合いが続く! はたして太陽はレスの大予言を覆すことができるのか!?続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60012516